四番札所 医王山 木山寺(いおうざん きやまじ)
日本古来の形式を残す神仏習合の佇まい
本堂
本尊・十一面観音
当山は標高430メートルの山上にあり、老杉古柏の鬱蒼とした静寂な境内と、そして周辺一帯は郷土自然保護地域に指定され、誠に自然環境の美しい霊峰につつまれている。
近隣には後醍醐天皇ゆかりの古桜醍醐桜があり、神庭の滝・鍾乳洞そして国の重要文化財である弘法大師作の不動明王を祀る勇山寺等々名所の多い地域である。
当山の御本堂、医王の霊薬をもって全ゆる衆生の病気や迷いを救われる薬師如来である。鎮守神として木山牛頭天王と善覚稲荷大明神を祀る。このため本堂正面の寺額に牛頭天王と善覚稲荷の二神が刻まれている。参詣の人々は他の霊場寺院と異なるので不審に感ぜられる。これは往古の神仏習合の伝統が今日もなお継承されているからである。
牛頭天王は本地の薬師如来が化身したお姿であり、善覚稲荷は本地十一面観音の化身である。この十一面観音を本尊として中国観音霊場になっている。
本堂裏側より
鎮守殿・観音堂
山門・鳥居
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