さて、雨引観音に続き訪れたのは、筑波山 大御堂観音。
ここは、弘法大師により真言密教の霊場となった、お大師様とも縁ある寺院です。
創立は延暦元年(782)
ご本尊は、千手・十一面観世音菩薩様。
筑波山は、男体山・女体山の二峰からなり、昔はそれぞれ
千手観音・十一面観音を本地佛とする大権現として崇められていたそう。
~御詠歌~
大御堂 かねは筑波の峯にたて かた夕暮れにくにぞこひしき
納経の御宝印をしてくださったのは、ご住職さまと思われる尼僧さま。
厳しそうな面向きで、10冊の納経帳を少々緊張してお願いをしましたが、
納経帳に千手観音様の御真言もお唱えくださり、最後には笑顔を(^^)
感動~!大変ありがたかったです。
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2011年11月24日
坂東三十三観音霊場 第24番札所 楽法寺 雨引観音
本日は、住職に同行し、ご信者さん方とご一緒に、茨城方面に日帰り巡礼に行ってきました。
マイクロバスを借り、ドライバーは住職。
お天気にも恵まれて予定通り、朝7時に自坊を出発~
まず、訪れたのは、筑波連峰の端を占める雨引山の中腹にある楽法寺「雨引観音」。
前職の同僚から、よく話を聞いていて、以前からお参りしたかったお寺でした
~御詠歌~
へだてなき誓をたれも仰ぐべし 佛の道に雨引の寺
用明天皇2年(587年)梁の国人の法輪独守 居士によって開かれた、
厄除延命安産子育の霊験あらたかな延命観世音菩薩(国指定重要文化財)を本尊佛としている
歴史ある寺院です。
「関東の吉野」といわれるほど桜が美しいと評判、又あじさいの美しさも有名で、花の寺100ヶ寺の札所でもあります。
境内には、クジャクをはじめ、カモやアヒルがい~っぱい
安産祈願で有名なお寺なので、お子様連れの方にも喜ばれそう
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マイクロバスを借り、ドライバーは住職。
お天気にも恵まれて予定通り、朝7時に自坊を出発~
まず、訪れたのは、筑波連峰の端を占める雨引山の中腹にある楽法寺「雨引観音」。
前職の同僚から、よく話を聞いていて、以前からお参りしたかったお寺でした
(山門ではしゃぐご信者さん見えるかな?)
~御詠歌~
へだてなき誓をたれも仰ぐべし 佛の道に雨引の寺
(※本堂は工事中でした)
用明天皇2年(587年)梁の国人の法輪独守 居士によって開かれた、
厄除延命安産子育の霊験あらたかな延命観世音菩薩(国指定重要文化財)を本尊佛としている
歴史ある寺院です。
「関東の吉野」といわれるほど桜が美しいと評判、又あじさいの美しさも有名で、花の寺100ヶ寺の札所でもあります。
境内には、クジャクをはじめ、カモやアヒルがい~っぱい
安産祈願で有名なお寺なので、お子様連れの方にも喜ばれそう
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2011年11月18日
坂東三十三観音霊場 第18番札所 中禅寺 立木観音
先日、日帰り旅行で訪れた日光。
中禅寺湖や男体山の大自然に恵まれたその畔に中禅寺があります。
中禅寺は、立木観音ともいわれ
坂東三十三観音霊場の第18番札所。
ご本尊は、根のある桂の一本木(立木)をそのまま彫られた千手観音様。
全高は6メートル。大幅な修理もなく、作られた約1200年前のお姿そのままという。脇侍の四天王像は源頼朝が戦勝祈願に寄進したもの。
荘厳で慈愛に溢れたそのお姿に、至近距離で対面できた胸の高まりは、今でも忘れられません。
~御詠歌~
中禅寺のぼりて拝む湖の 歌の浜地に たつは白波
境内最高所にある五大堂から見る景色は大パノラマ
ねずみ年の私にとって守り本尊である千手観音様は特別な存在。
メッセージをいただきたく、おみくじをひきました。
柳も春に会えば緑に
古き枝にも残りの花あり
雪にも霜にも苦労に耐え
黄金色増し まばゆく光る 「大吉」
(苦労の甲斐ありて大いに楽を得るかたちなり
前の苦労を忘れず、誠実に身を守るべし)
このありがたいお言葉で救われました。
この先も苦労は絶えないのでしょうが、世のため人のため「利他の心」を忘れずに頑張ろう!と誓い、立木観音様をあとにしました。
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中禅寺湖や男体山の大自然に恵まれたその畔に中禅寺があります。
中禅寺は、立木観音ともいわれ
坂東三十三観音霊場の第18番札所。
ご本尊は、根のある桂の一本木(立木)をそのまま彫られた千手観音様。
全高は6メートル。大幅な修理もなく、作られた約1200年前のお姿そのままという。脇侍の四天王像は源頼朝が戦勝祈願に寄進したもの。
荘厳で慈愛に溢れたそのお姿に、至近距離で対面できた胸の高まりは、今でも忘れられません。
(※写真は中禅寺ホームページより)
~御詠歌~
中禅寺のぼりて拝む湖の 歌の浜地に たつは白波
境内最高所にある五大堂から見る景色は大パノラマ
ねずみ年の私にとって守り本尊である千手観音様は特別な存在。
メッセージをいただきたく、おみくじをひきました。
柳も春に会えば緑に
古き枝にも残りの花あり
雪にも霜にも苦労に耐え
黄金色増し まばゆく光る 「大吉」
(苦労の甲斐ありて大いに楽を得るかたちなり
前の苦労を忘れず、誠実に身を守るべし)
このありがたいお言葉で救われました。
この先も苦労は絶えないのでしょうが、世のため人のため「利他の心」を忘れずに頑張ろう!と誓い、立木観音様をあとにしました。
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2011年11月13日
108ヶ所逆打ち結願
本日、無事に巡拝が終わりました…
明日からは四国三十六不動霊場を巡拝!
17日には三十六不動霊場先達会にて、正式に公認先達となります。
そう!
四国八十八ヶ所五番地蔵寺の境内にて、高校生にお接待を頂いた。
四国の、お接待こそ素晴らしい世界遺産(?)だと思います。
大人になっても忘れずに居てほしい…
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明日からは四国三十六不動霊場を巡拝!
17日には三十六不動霊場先達会にて、正式に公認先達となります。
そう!
四国八十八ヶ所五番地蔵寺の境内にて、高校生にお接待を頂いた。
四国の、お接待こそ素晴らしい世界遺産(?)だと思います。
大人になっても忘れずに居てほしい…
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2011年11月12日
2011年11月11日
2011年11月10日
四国八十八ヶ所第27番神峯寺 注意
ご存知の方はいらっしゃると思いますが…
現在、境内にて害虫被害を受けた杉木を伐採作業中につき、本堂・大師堂への道が通行止で、迂回しなければいけません。
本堂・大師堂へは右上へ坂道を登り、納経所へ行くには、ここへ降りてきます。
伐採作業中…
以前の本堂への道は、ご覧のとおり…
納経所は、ここを左へ
案内板があります。
作業期間は、未定だそうです。
一応、警備員さんが居ますが、天候で作業の無い日など不在の可能性もありえますので、ご覧の方は、お遍路さんに伝えてあげてください。
特に先達さん!!
警備員さんからも、是非とお願いされましたので、協力してください。
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現在、境内にて害虫被害を受けた杉木を伐採作業中につき、本堂・大師堂への道が通行止で、迂回しなければいけません。
本堂・大師堂へは右上へ坂道を登り、納経所へ行くには、ここへ降りてきます。
伐採作業中…
以前の本堂への道は、ご覧のとおり…
納経所は、ここを左へ
案内板があります。
作業期間は、未定だそうです。
一応、警備員さんが居ますが、天候で作業の無い日など不在の可能性もありえますので、ご覧の方は、お遍路さんに伝えてあげてください。
特に先達さん!!
警備員さんからも、是非とお願いされましたので、協力してください。
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2011年11月9日
2011年11月8日
2011年11月7日
初めての歩き…?
昨年、出釈迦寺さんに「遍路三宝会」の奉納旗を副会長に届けて頂いてたので、設置して頂いた場所を出釈迦寺の副住職様に伺い、途中まで車で移動して設置場所を確認して、初めて捨身禅定まで歩いて登ることにした。
遍路三宝会の奉納旗は…『柳の水』から少し下った所にある
気管支が、ヒューヒュー(喘息もちなので)
落ち着いたところで、腹の底から声を出してお勤めし、汗だくの顔をタオル何度も拭いながら 車まで戻った。
歩けそうな所は、少しずつ歩いて…
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遍路三宝会の奉納旗は…『柳の水』から少し下った所にある
柳の水
ここから少し下った所に…
さぁ~ここから登る!
しばらく行くと…
この道案内を見たときに、道案内の必然性を実感!
ん!?
腰掛け石…ちょっと座ってみようかと思ったけど、歩く!
近くなって来た!
もうひとがんばり。
まだまだだよ~
帰りシンドイかな…と考えながら登り続けて、無事到着!
気管支が、ヒューヒュー(喘息もちなので)
落ち着いたところで、腹の底から声を出してお勤めし、汗だくの顔をタオル何度も拭いながら 車まで戻った。
歩けそうな所は、少しずつ歩いて…
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2011年11月6日
中国三十三観音霊場岡山県巡拝 8 最終
中国三十三観音霊場
七番札所 補陀洛山 円通寺
(ふだらくさん えんつうじ)
本尊 聖観音
若き日に良寛が長年修業した曹洞宗名刹
円通寺は、良寛和尚修行の寺として名高い。
元禄11(1698)年、加賀の国金沢の名刹大乗寺の住職を退いた高僧徳翁良高和尚を開山として迎え、開創された補陀洛山円通寺庵が寺の起こりである。
本尊は、行基菩薩作と伝えられる聖観世音菩薩像(星浦観音菩薩)。寺域一帯は岡山県指定の名勝地とした円通寺公園であり、すこぶる景勝の池である眼前に玉島湾や水島灘が光を湛える眺望は格別の風情である。良高和尚も当地を景勝地として称えている。
安永8(1779)年、22歳の良寛は十世大忍国仙和尚の直弟子となり、正式に出家得度し国仙に随侍して当寺に安居、寛政7(1795)年頃まで修行した。当寺は、大正初年頃より良寛の修行地としての由緒を慕う来訪者が続いている。良寛遺墨として、漢詩、和歌、俳句なども所蔵している。
当寺が修行の道場として伝統的風格を維持してきた根底に、求道三昧の先哲先聖の尊崇と、仏祖の願海に帰入しようとする信仰一途の檀信徒による寺門護持の篤き願行のあったことは言うまでもない。
以上で、中国三十三観音霊場岡山県内の巡拝は終了。
今回の巡拝で、円通寺さんだけカーナビに騙された・・・
5ナンバー車でギリギリの道で、離合なんて無理~!
納経所で正しい道を確認したが、
道路標示自体も過ちらしく
現在、変更を申立て中とか・・・
どこから行けばいいのか?
そんな訳で、円通寺だけ写真を撮れませんでした。
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七番札所 補陀洛山 円通寺
(ふだらくさん えんつうじ)
本尊 聖観音
若き日に良寛が長年修業した曹洞宗名刹
円通寺は、良寛和尚修行の寺として名高い。
元禄11(1698)年、加賀の国金沢の名刹大乗寺の住職を退いた高僧徳翁良高和尚を開山として迎え、開創された補陀洛山円通寺庵が寺の起こりである。
本尊は、行基菩薩作と伝えられる聖観世音菩薩像(星浦観音菩薩)。寺域一帯は岡山県指定の名勝地とした円通寺公園であり、すこぶる景勝の池である眼前に玉島湾や水島灘が光を湛える眺望は格別の風情である。良高和尚も当地を景勝地として称えている。
安永8(1779)年、22歳の良寛は十世大忍国仙和尚の直弟子となり、正式に出家得度し国仙に随侍して当寺に安居、寛政7(1795)年頃まで修行した。当寺は、大正初年頃より良寛の修行地としての由緒を慕う来訪者が続いている。良寛遺墨として、漢詩、和歌、俳句なども所蔵している。
当寺が修行の道場として伝統的風格を維持してきた根底に、求道三昧の先哲先聖の尊崇と、仏祖の願海に帰入しようとする信仰一途の檀信徒による寺門護持の篤き願行のあったことは言うまでもない。
以上で、中国三十三観音霊場岡山県内の巡拝は終了。
今回の巡拝で、円通寺さんだけカーナビに騙された・・・
5ナンバー車でギリギリの道で、離合なんて無理~!
納経所で正しい道を確認したが、
道路標示自体も過ちらしく
現在、変更を申立て中とか・・・
どこから行けばいいのか?
そんな訳で、円通寺だけ写真を撮れませんでした。
代参のご依頼は 遍参講へ お気軽にご相談ください
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2011年11月5日
中国三十三観音霊場 岡山県内巡拝 7
中国三十三観音霊場
六番札所 由加山 連台寺
(ゆがさん れんだいじ)
本尊 十一面観音・喩伽大権現
喩伽大権現・蓮台寺の由来
まかね吹く吉備の児島、その半島の霊峯 瑜伽山に蓮台寺はある。海抜300米、3万坪の境内をもつ別格本山である。
今から1200年前(天平5・733年)奈良時代に行基菩薩が五塵の垢を洗う聖地瑜伽山に一寺を開き、阿弥陀如来、薬師如来の二尊を「瑜伽大権現」としてお祀りしたのが瑜伽山(由加山)蓮台寺の始まりです。
当由加山にこもり行基菩薩自ら37日(さんひちにち)21日間の行を修し感得されたのが当山蓮台寺後本尊、十一面観世音菩薩であります。その後、室町初期に今弘法としてたたえられた増吽僧正が中興。中世にはすでに、瀬戸内海随一のお詣り所として栄え、現在の伽藍が整備されたのは江戸時代です。
人々の願いを叶えるため仏が権の姿(権現神)として現れたのが「権現さま」瑜伽大権現は霊験あらたかで、「厄よけの権現さま」といわれ、備前藩主 池田継政(2代)以降、当権現への信仰は篤く、祈願寺として藩主自ら参拝になられました。(その時に宿泊使用された建物が「蓮台寺客殿」です。) 四国「金比羅大権現」と共に「ゆがのごんげんさま」として一生に一度は参詣諸祈願成就を祈る「両まいり」の大権現として信仰されました。
永い歴史をもつ蓮台寺大伽藍には、権現堂、大師堂、観音堂、多宝塔、鐘楼堂、大日堂、妙見宮など多くの建造物が点在しています。 これらの建築群を重要文化財ゾーン(奥の院)として保護する為、平成十年に瑜伽三尊をお祀りする祈祷と供養の殿堂「総本殿」が完成。現在に至っています。
総本殿の本尊十一面観音・瑜伽大権現・弘法大師は開運招福・厄よけ・病気平癒・先祖供養の「瑜伽三尊」として総本殿において、日夜祈念が行われ、今も1200年の歴史を経て「求めあれば威神力をもって必ず応じて」下さっています。 又、菊花御紋章入りの筋塀に囲まれた宮殿は、絵画を含め全てが県指定の重要文化財です。
六番札所 由加山 連台寺
(ゆがさん れんだいじ)
本尊 十一面観音・喩伽大権現
喩伽大権現・蓮台寺の由来
まかね吹く吉備の児島、その半島の霊峯 瑜伽山に蓮台寺はある。海抜300米、3万坪の境内をもつ別格本山である。
今から1200年前(天平5・733年)奈良時代に行基菩薩が五塵の垢を洗う聖地瑜伽山に一寺を開き、阿弥陀如来、薬師如来の二尊を「瑜伽大権現」としてお祀りしたのが瑜伽山(由加山)蓮台寺の始まりです。
当由加山にこもり行基菩薩自ら37日(さんひちにち)21日間の行を修し感得されたのが当山蓮台寺後本尊、十一面観世音菩薩であります。その後、室町初期に今弘法としてたたえられた増吽僧正が中興。中世にはすでに、瀬戸内海随一のお詣り所として栄え、現在の伽藍が整備されたのは江戸時代です。
人々の願いを叶えるため仏が権の姿(権現神)として現れたのが「権現さま」瑜伽大権現は霊験あらたかで、「厄よけの権現さま」といわれ、備前藩主 池田継政(2代)以降、当権現への信仰は篤く、祈願寺として藩主自ら参拝になられました。(その時に宿泊使用された建物が「蓮台寺客殿」です。) 四国「金比羅大権現」と共に「ゆがのごんげんさま」として一生に一度は参詣諸祈願成就を祈る「両まいり」の大権現として信仰されました。
永い歴史をもつ蓮台寺大伽藍には、権現堂、大師堂、観音堂、多宝塔、鐘楼堂、大日堂、妙見宮など多くの建造物が点在しています。 これらの建築群を重要文化財ゾーン(奥の院)として保護する為、平成十年に瑜伽三尊をお祀りする祈祷と供養の殿堂「総本殿」が完成。現在に至っています。
総本殿の本尊十一面観音・瑜伽大権現・弘法大師は開運招福・厄よけ・病気平癒・先祖供養の「瑜伽三尊」として総本殿において、日夜祈念が行われ、今も1200年の歴史を経て「求めあれば威神力をもって必ず応じて」下さっています。 又、菊花御紋章入りの筋塀に囲まれた宮殿は、絵画を含め全てが県指定の重要文化財です。
本堂
日本一の不動明王(高さ8メートル)
不動尊と繋がっている「善の綱」
願いを込めて、この手を触ると善いらしい。
諸願込められた石を積まれて
重そうな、七福神
2011年11月4日
中国三十三観音霊場 岡山県内巡拝 6
中国三十三観音霊場
五番札所 金剛山 法界院
(こんごうさん ほうかいいん)
本尊 聖観音
生きとし生けるものすべてを助ける
三野の観音さん 法界院の開山は天平年間(729)報恩大師と寺伝に伝わる。
報恩大師は修験道の流れを汲む観音呪を修めた行者であり、備前の地に48ヶ寺を草創する。中国観音霊場寺院としては餘慶寺と正楽寺が共に749年に開創されている。
法界院御本尊・聖観音は、桧の一木一体の稀有の霊像で、平安初期の貴重な作として国の重要文化財に指定されている。彫りは浅く裳の飾りも簡素だが、一部に胡粉が残っているところから極彩色であったことが窺える。聖徳太子御作とも伝えられている。
境内は勇壮な構えの仁王門から質素な造りの二天門に至るが、二天門の左右に奉安する毘沙門天像と持国天像は、今は本尊脇仏として内陣に祀られているが、本尊に酷似した彫で隠れた文化財である。
昭和63年に御開眼した、京都美術院国宝修理所所長、小野寺久幸大仏師の謹刻された桧の寄せ木造りの昭和の聖観音立像が、毎年4月21日の午前中に一般開扉されている。
五番札所 金剛山 法界院
(こんごうさん ほうかいいん)
本尊 聖観音
生きとし生けるものすべてを助ける
三野の観音さん 法界院の開山は天平年間(729)報恩大師と寺伝に伝わる。
報恩大師は修験道の流れを汲む観音呪を修めた行者であり、備前の地に48ヶ寺を草創する。中国観音霊場寺院としては餘慶寺と正楽寺が共に749年に開創されている。
法界院御本尊・聖観音は、桧の一木一体の稀有の霊像で、平安初期の貴重な作として国の重要文化財に指定されている。彫りは浅く裳の飾りも簡素だが、一部に胡粉が残っているところから極彩色であったことが窺える。聖徳太子御作とも伝えられている。
境内は勇壮な構えの仁王門から質素な造りの二天門に至るが、二天門の左右に奉安する毘沙門天像と持国天像は、今は本尊脇仏として内陣に祀られているが、本尊に酷似した彫で隠れた文化財である。
昭和63年に御開眼した、京都美術院国宝修理所所長、小野寺久幸大仏師の謹刻された桧の寄せ木造りの昭和の聖観音立像が、毎年4月21日の午前中に一般開扉されている。
本堂
2011年11月3日
中国三十三観音霊場 岡山県内巡拝 5
中国三十三観音霊場
四番札所 医王山 木山寺(いおうざん きやまじ)
日本古来の形式を残す神仏習合の佇まい
本尊・十一面観音
当山は標高430メートルの山上にあり、老杉古柏の鬱蒼とした静寂な境内と、そして周辺一帯は郷土自然保護地域に指定され、誠に自然環境の美しい霊峰につつまれている。
近隣には後醍醐天皇ゆかりの古桜醍醐桜があり、神庭の滝・鍾乳洞そして国の重要文化財である弘法大師作の不動明王を祀る勇山寺等々名所の多い地域である。
当山の御本堂、医王の霊薬をもって全ゆる衆生の病気や迷いを救われる薬師如来である。鎮守神として木山牛頭天王と善覚稲荷大明神を祀る。このため本堂正面の寺額に牛頭天王と善覚稲荷の二神が刻まれている。参詣の人々は他の霊場寺院と異なるので不審に感ぜられる。これは往古の神仏習合の伝統が今日もなお継承されているからである。
牛頭天王は本地の薬師如来が化身したお姿であり、善覚稲荷は本地十一面観音の化身である。この十一面観音を本尊として中国観音霊場になっている。
四番札所 医王山 木山寺(いおうざん きやまじ)
日本古来の形式を残す神仏習合の佇まい
本堂
本尊・十一面観音
当山は標高430メートルの山上にあり、老杉古柏の鬱蒼とした静寂な境内と、そして周辺一帯は郷土自然保護地域に指定され、誠に自然環境の美しい霊峰につつまれている。
近隣には後醍醐天皇ゆかりの古桜醍醐桜があり、神庭の滝・鍾乳洞そして国の重要文化財である弘法大師作の不動明王を祀る勇山寺等々名所の多い地域である。
当山の御本堂、医王の霊薬をもって全ゆる衆生の病気や迷いを救われる薬師如来である。鎮守神として木山牛頭天王と善覚稲荷大明神を祀る。このため本堂正面の寺額に牛頭天王と善覚稲荷の二神が刻まれている。参詣の人々は他の霊場寺院と異なるので不審に感ぜられる。これは往古の神仏習合の伝統が今日もなお継承されているからである。
牛頭天王は本地の薬師如来が化身したお姿であり、善覚稲荷は本地十一面観音の化身である。この十一面観音を本尊として中国観音霊場になっている。
本堂裏側より
鎮守殿・観音堂
山門・鳥居
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