2012年6月23日

四国八十八ヶ所 開創1200年記念日納経帳

開創1200年記念納経帳が新発売!

記念特典散華付き☆
第一番札所 霊山寺すぐ「門前一番街」にて発売中!!

ご用命は http://www.narutokanko.co.jp/monzen/monzen.htm

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 http://henrosanpoukai.jp/


2012年6月9日

弘法大師御誕生会 善通寺

もうすぐ6月15日は、お大師様の御誕生の日。

御誕生の地香川県「善通寺」では、今週末より様々なイベントが行われています。




是非この機会にお参りください☆

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2012年5月26日

鐘楼堂では、梵鐘を見てみよう

とある札所で住職様から頂いたのですが、詳しく知りたく調べたら、文字が違う・・
弘法も筆の誤り…!?(正しくは、画像下)
(大本は阿含経に、記されています)

読みカナは同じですが・・・
一打鐘声
いちだしょうせい
当願衆生
とうがんしゅじょう
脱三界苦
だつさいかいく
得見菩提
とくけんぼだい


更に続きもあり・・・
願請賢聖
同入道場
願諸悪趣
倶時離苦


住職様から伺った意味は・・・
いちだしょうせい
一つつく鐘の音に
とうがんしゅじょう
皆とも願いを込めて
だつさいかいく
皆の苦しみも無くなるように
とくけんぼだい
又、善き処へと往けるように


・・・ちょっと中途半端感が(^^;)
全てを簡単に言うと・・・

(某大学教授の調べによる)
鐘の音を聞くことにより、
罪はあらわれ、
煩悩を解き、
清浄に往生できる。


是非、鐘を撞かれる際には一度見てください。

ちなみに、お大師さま(弘法大師)は
「鐘の知識を勧め唱うる文」(性霊集第9)の中で
「一打鐘聲、當願衆生、脱三界苦、得見菩提」
記述されており、以下のように伝えられていいます。

「鐘をひとつ打つその響きごとに、私達が全ての苦しみから解脱し、安らかな悟りの境地を得ることを願う」


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2012年5月12日

先達になるには

先達(せんだつ・せんだち)とは・・・

1.その方面で立派な仕事をして、後輩を導く人。先輩。先学。
2.修験道で、山に入って修行を行う際に指導する者。
3.先に立って導いていく人。案内者。指導者。
(※大辞林より)

つまり、四国八十八ヶ所霊場会の先達とは、「弘法大師信仰を拠り所とし、巡拝修行に勤め、さらに、模範・指導者として、四国八十八ヶ所の道案内をはじめ、巡拝道や札所寺院に関する知識を身につけ、人々を遍路へいざない、適切な指示や助言を行う役目のある人」といえるでしょう。


四国八十八ヶ所霊場会では、公認先達制度というものがあり、
筆記試験などはありませんが、一定の条件が定められています。

1.四国八十八ヶ所の札所全てを四回以上巡拝していること

2.四国八十八ヶ所の札所一ヶ寺の住職の推薦を受けること
 (四国居住者は居住している県内の札所からの推薦を得なければならない)

3.先達研修会において、所定の課程を修了すること。
 (次年度まで猶予はあるが欠席は認められない)

4.先達昇補について

先達→権中先達の場合 2年以上経過し、その間2回以上巡拝
権中先達→中先達の場合 2年以上経過し、その間2回以上巡拝
中先達→権大先達の場合 3年以上経過し、その間3回以上巡拝
権大先達→大先達の場合 3年以上経過し、その間3回以上巡拝

※但し、先達昇補については、年数と回数が揃えば良いというものではなく、その人が昇補に値するかどうか、申請し推薦する札所住職の判断があります。その上で、札所の属する部会及び霊場会本部の審査委員の審査を受けます

5.先達の補任・昇補に際しては、所定の礼録を納めなければならない。

しかし、1.3.5はクリアー出来たたとしても、2.の札所一ヶ寺の住職の推薦をいただくことは、容易なことではありません。

 四国に住んでいる人で、札所の檀家であれば、まず問題なく推薦をしてもらえますが、四国以外の他府県から先達になりたいと思う人は・・・

例えば、住んでいる家の近くの真言宗のお寺の「講」に入って、四国八十八ヶ所を巡拝して、そのお寺から札所を紹介してもらって推薦を得る方法とか、

札所の企画する行事に参加して推薦してもらう方法とか、

がありますが、いずれにしても四国以外の人で、真言宗の宗派の檀家寺に無縁の人は、まず先達の推薦を受けることは難しいと思われます。

また、最近四国ブームで霊場札所に対して「四国八十八ヶ所霊場会公認先達」への推薦依頼が激増しているとかで、それぞれの札所は簡単には推薦してくれなくなった、と言われています。

ちなみに申請をする場合、
締め切り日は毎年8月末日で、申請書に「巡拝回数」「総会出席回数」などの必要事項を記入します。そして、上半身の写真を一枚貼付し、住民票を添付して推薦を受ける札所に提出して申請することになっています。

場合によっては巡拝回数確認のため、本人の名前を記入した『納経帳』を推薦を受ける札所に申請書と一緒に提出を求められる場合もあるそうです。

8月31日までに札所に提出された「先達昇補認定申請書」は、それぞれの札所の属する各部会(阿波部会・土佐部会・伊予部会・讃岐部会)の事務局に提出され、各部会での審議会に計られます。

各部会の審議会を通った申請書は、次に善通寺にある四国八十八ヶ所霊場会本部事務局に送られ、霊場会の審議委員会に計られます。そこで適任であると認められた方が、四国八十八ヶ所霊場会公認先達として認定許可を頂くことが出来ます。

そして、11月の中旬までに、審査結果は郵送にて本人宛てに合否の連絡がされます。

但し、認定許可をいただいた場合でも、12月上旬に善通寺で開催される『先達研修会』に必ず出席して、先達の研修を受けなければ、最終的に四国八十八ヶ所霊場会公認先達の認証資格を得ることはできません。
もし当日研修会に欠席した場合、翌年に限り申請手続きは免除され、翌年の研修会に出席すれば先達の認証資格を取得することが出来ます。

ちなみに当方は、関東在住者。家も真言宗ではありません。
ただ、思う事あり、必死に四国八十八ヶ所を巡拝していました。
すると、3回目の巡拝時に、とある札所の住職に、納経所にて
「君は今度お参りしたら先達になれる。うちのお寺から推薦するから、次回申し出なさい。」と言っていただきました。

仏様は見ています。
ただ回数を重ねるスタンプラリー的な遍路をする方は、どんなに回数を重ねても先達にはなれないでしょう・・・

もし、真剣に先達になりたいと思っている方がいらしたら、ご相談ください。
アドバイス、ご協力ができることがあるかもしれません。

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2012年5月11日

閏年 逆打ち遍路は功徳倍増!

閏年に逆打ち遍路をすると、ご利益が倍になる!
ということをご存知ですか?
☆詳しくはコチラをご覧ください→http://henrosanpoukai.jp/gyaku_uti.html#gyakuuti

そしてとうとう・・・
閏年限定!四国八十八ヶ所「逆打ち納経帳」が発売されました。

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2012年5月10日

四国88カ所 開創1200年 ハンテン手拭い

遍路三宝会が提携している第一番札所 霊前寺すぐ「門前一番街」にて、
四国88カ所開創1200年記念『ハンテン型の手拭い』が発売されました!
カラフルな 三色の 手拭いを ハンテン型に 畳んでありますv(^-^)v
さぁ あなたは この ハンテンを 広げる勇気がありますか(^^;?
630円で 新発売!!

門前一番街にて先行発売中です!!

ご用命は http://www.narutokanko.co.jp/monzen/monzen.htm
または、こちらのコメントよりお知らせいただければ、手配いたします。

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2012年5月1日

【代参の貴重資料】明治~大正時代の四国八十八ヵ所  代理参拝

遍路三宝会の所蔵品紹介。

年月が経過しているので、保存状態が良いわけではないですが、貴重な遍路の資料です。

善通寺誕生院の明治~大正時代代参(代理参拝)
佐伯宥粲僧正
善通寺誕生院 第52代法主
当時、四国八十八ケ所霊場会長
お大師様生家の子孫にあたる。
(明治初年に、善通寺と誕生院が合併、現在に至る)

佐伯宥粲僧正の功績
大正14年10月7日四国直傳弘法大師尾張八十八ヶ所霊場
『知多半島四国直伝弘法大師八十八ケ所』(通称:直伝弘法さん)を開祖される。
知多四国八十八ヶ所霊場とは異なります。

~表紙画像より順に画像にて紹介~

四国八十八ヵ所巡拝路図
 産湯井と、産湯にて体を洗う
誕生時の大師(真魚)の絵
 修行弘法大師御影
 現在、よく見かける修行大師の絵(御影)は、
下の画像の様に書かれているのが多いが・・・
遍路用品店「門前一番街」さんにて販売されている納経帳です。

佐伯宥粲僧正(中央)と共に出発する代参巡拝団
よく見ると、皆さんの菅笠には

迷故三界城

悟故十方空

本来無東西

何処有南北

迷うが故に三界は城なり、
悟るが故に十方は空なり、
本来東西無く、
いずくんぞ南北あらん

など書かれていない・・・

そもそもこの四句の偈文は、在家信者の葬送の時、僧が棺の天蓋や骨壺に記す四句で、
真言宗や禅宗の教えの中に出てきます。
天蓋は仏像の上方にかざしたり、葬送の棺に差し掛ける笠を言います。 

かつて遍路道中に亡くなられたお遍路さんの
金剛杖を墓標、菅笠を天蓋として葬られたといえます。

四国代参序(四国代参のわけ)

 代参規定
 志納者各位に対する待遇法
 申込み記入部分
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2012年4月18日

京都 三弘法参り

急遽、用事があり四国入り。
せっかくの機会なので、京都経由とし、三弘法参りをしてきました。

まずは東寺から


到着も早かったので、朝勤行に参加させていただきました。
東寺ならではの独特の節まわしが印象的でした。
ちなみに、東寺の納経時間は朝8:30~です。
(駐車場 一般600円)

続いて、仁和寺へ
お天気も良く、桜が満開のベストシーズン!
ものすごい混みようで、駐車場に入るまでに時間がかかりました・・・(駐車場 一般500円)

 ちなみに、仁和寺の三弘法参りの納経所は、仁王門くぐってすぐ左の御殿の中です。

続いて、神光院へ


静かに佇む神光院。とても落ち着く寺院でした。(駐車場 無料)
住職が不在ということで、納経帳をお預けし、後日自宅へ郵送していただきました。

無事に届いた納経帳がこちら!
表紙には、お大師様が☆専用朱印帳(700円)
それぞれの寺院が授与していた由来の御守(各500円)
東寺=菅笠/仁和寺=金剛杖/神光院=納札箱
 木札守(各200円)と満願証(100円)
 木札守と満願証の専用ケース(100円)
朝一番にお参りしても、ゆっくりお参りすると半日はかかるでしょう。
お四国参り前に、昔の人々は歩いてお参りしていたかと思うと、本当に頭が下がります。

遍路のたびに三弘法参りはなかなか大変かと思いますが、
「正月三が日(松の内)にお参りすれば、1年中厄が祓われる」
「お大師様のご縁日(毎月21日)にお参りする」等の風習もあるとのこと。

京都のお大師様ゆかりのお寺へ、一度はお参りされてはいかがでしょうか?

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石上布留神社

東寺の納経所が開くまで時間があったので、
「四国路・東寺・高野山に参ったとしてもここに参らなければ利益がない」と言われている石上布留神社を探してみました。

昔は東寺境内にあったという知識しかなく、事前に住所などを調べておけばよかったのですが・・・
東寺で清掃をしている方、地元の方に尋ねても、知っている人がいない・・・

東寺のまわりをどれくらい歩いたであろう(==;)
もうあきらめようかと思いつつ、この方で最後!と聞いた方がご存知だった!


弘仁14年(823年)から明治4年まで東寺執行(財政部門)を務めた阿刀家の斎壇です。
阿刀家は弘法大師の生母の里方であり、阿刀家の女婿となった阿刀大足の時に政所となりました。
境内にある波切不動明王は弘法大師の地盤である不動明王と云われ、四国路・東寺・高野山に参ったとしても波切不動明王に参らなければ利益がないと言われているそうです。
ここは東寺の東北にあたり、鬼門を守る神社でもあったといいます。

ようやく辿り着いた時は感無量!!
四国路・東寺・高野山と幾度かお参りをしているも、ここに参れたのは初めて!!
ご縁をいただけたことに感謝し、益々精進することを誓い、
石上布留神社を後にしました。

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2012年4月11日

善通寺 五重塔特別公開のお知らせ

総本山善通寺の五重塔(国登録有形文化財)特別公開されます!

善通寺五重塔(国登録有形文化財)は、江戸時代・弘化2年(1845)仁孝天皇の御綸旨により再建がはじまり、明治35年(1902)に完成した、国内で3番目の高さを誇る木造塔です(基壇~相輪頂:約43m)。創建以来、倒壊・再建をくりかえし、現在の塔は4代目です。

下記の期間、初層と2層の内部を特別公開いたします。
初層に安置される五智如来(うち大日如来は非公開)や慈雲尊者揮毫の種子八方天が拝観でき、また、心柱が宙吊りになっている特異な構造(懸垂工法)も実見できます。

期間:平成24年4月29日(日・祝)~5月6日(日)
時間:午前9時から午後4時
観覧料:300円(高校生以下100円)



善通寺HPより http://www.zentsuji.com/

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2012年4月4日

三弘法参り 復興

京都新聞から。http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120403/wlf12040319510013-n1.htm

お大師さまゆかりの東寺(京都市南区)、仁和寺(右京区)、神光院(北区)の3カ寺が3日、かつて四国八十八カ所霊場へ旅立つ前に参拝したと伝わる「京都三弘法まいり」を復興させると発表した。

記念法要を東寺で営み、朱印帳や木札を新調して授与を始めた。

三弘法まいりは江戸中期に始まったとされ、東寺で菅笠(すげがさ)、仁和寺で金剛杖(づえ)、神光院で納札箱を調えて四国霊場へ出発し、巡礼後にお礼参りする習慣があった。

明治時代以降に衰退し、今ではほとんど見られなくなったが、霊場巡りの新設や復興が相次ぐ中、3カ寺は、空海の教えに触れて、心豊かに暮らしてもらおうと、昨年から復興準備を進めた。

伝承に合わせて、菅笠、金剛杖、納札箱を描いた木札(各200円)を新たに作られ、
各寺院で求めた木札を「満願証」(100円)とセットにして専用ケースに入れられる。


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2012年3月29日

金剛杖


はじめに・・・

金剛杖(こんごうつえ)とは「弘法大師」の化身としての役割をもつとされ、金剛杖を持って巡拝することは弘法大師とともに歩くこと=「同行二人」(どうぎょうににん)と呼んでいる。
又、お遍路の途中で倒れた時に卒塔婆(墓標)の代わりになるもので、今でも上の方が卒塔婆の形になっているのです。
この部分は、保護しなければなりませんので、上部に布カバーがついたもの若しくは隠して持ちます。
(墓標になるのでこの部分は、あまり握らない方がよいでしょう・・・)

さらに杖を使うマナーとして、別格二十ケ寺霊場第八番十夜ケ橋の伝承から橋の上では杖をつかないとされています。
巡拝を続けるうちに、杖の先はだんだんとささくれ立ってきます。
その場合でも、杖の先は弘法大師の足と同じですので、決して刃物などで削ってはいけません。(杖のどの部分でも、お大師様ですから。)ささくれが気になるようでしたら、地面にこすり付けてささくれをとります。
八十八番札所大窪寺の大師堂前の石畳でささくれを落とすとも言われています。
その頃には、磨耗により杖は10センチ以上短くなるといわれています。



杖の上部の梵字には、地・水・火・風・空の五輪を表します。
五輪は次の様に表されます

地: 中心 ・大日如来
水:西・白虎・阿弥陀如来
火:南・朱雀・宝生如来
風:北・玄武・不空成就如来
空:東・青竜・阿閦如来

金剛杖:正面・発心点    
正面東方発心門・阿波(徳島)
梵字読みキャ
金剛杖:左側・修行点
 左側南方修行門・土佐(高知)
梵字読みキャーカーラーバーアー
金剛杖:裏面・菩提点
  裏面西方菩提門・伊予(愛媛)
梵字読みキャンカンランバンアン
金剛杖:右面・涅槃点
   右側北方涅槃門・讃岐(香川)
梵字読みキャクカクラクバクアク

 
さて、遍路用品店などでは当たり前に目にする金剛杖。
材料に今では樫・檜・杉を用いているのだが・・・
最近は天然木の杖を持たれるお遍路さんがチラホラ。

空海(弘法大師)は、椿を杖にされていたと伝承にありますが、
さかのぼると昔、聖徳太子が比叡山登山の際に椿の杖を使われていたらしく、その際に比叡山に椿堂を建てたという説もあります。

椿には薬などの効果もあるらしく(椿油など使われていますよね)、
その霊的にも思える効能を知っていて空海さんは持たれていたのかもしれません。
ちなみに、空海さんは唐から帰国され九州滞在中に椿の杖をすでに持たれて巡錫されていたようです。

しかし天然木でもは金剛杖として使われていません。
何故なのか・・・伝承をおつたえします。


その昔、筑紫より遍路を装った男女が四国八十八ヵ所霊場第52番札所・太山寺の遍路宿にやってきた。
この二人は青竹で杖を作り、金剛杖代わりとして扱っていた。

杖を上り口にそのまま置いて部屋に入ったのを、たまたま泊まりあわせていたお坊さんがこれをみて、「お前達は四国巡りを信心して巡っているのではないな。金剛杖はお大師さま。自分の足を洗う前に金剛杖を洗い、床の間に置くはずだが。」

二人は早速上り口に行き、青竹の杖を洗い部屋へ持って行こうとした時、杖がねじれてからみ合ったのです。

二人は真青になり杖を持ってお坊さんのところへ行くと、お坊さんは、「お前達に何か罪があるからこうなったのじゃ。罪を懺悔(ざんげ)しなければ四国巡りはできないぞ。」 

この男女は二人は、主人の目をぬすんだ不義いたづら者であることを僧に話した。 僧は、「それではこれからは分かれて行け」と伝え、二人は別々に巡拝することとなった。 

僧は、この杖を後世の戒めのため庭に挿し「大師のお許しがあれば根つき枝葉が生じて栄えん」と伝えた。

この竹は「ねじれ竹」と呼ばれ、以来、遍路の金剛杖には青竹を使わなくなったと伝えられている。


太山寺の参道脇の人家(昔は遍路宿)の庭に「ねじれ竹」があるそうです。

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2012年3月24日

輪袈裟

巡拝の必需品でもある輪袈裟

お勤めの時には必ず着用し
トイレに行くときや、食事の際には外し
直接下に置かないように大切に扱います。

その昔、お釈迦様が人々から使い古しの布切れを頂き、
それを繋ぎ合わせ身にまとったのが袈裟の始まりといわれ、修行者であることを表します。
輪袈裟は僧侶が身に付ける袈裟の略式でもあります
 

左から
・ 四国八十八ヵ所霊場用輪袈裟
・ 四国八十八ヵ所霊場 公認先達用輪袈裟
・ 四国別格二十霊場  公認先達用輪袈裟
・ 四国三十六不動霊場 公認先達用輪袈裟
・ 一般向け、観音霊場用輪袈裟 (色は他にもあります)
(中国観音霊場公認先達の為名札を付けてます)
・ どこの霊場でも使いやすい『般若心経』刺繍の輪袈裟
 

他にも宗派の紋が入ったものなど色々あります。

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2012年1月24日

坂東三十三観音霊場 第14番札所 弘明寺 弘明寺観音

1月24日 神奈川県立音楽堂にて御詠歌公演があるため、横浜へ繰り出しました!
公演時間は18時半からなので、せっかくの横浜♪
坂東札所である弘明寺にお参りしてきました。
横浜駅から京浜急行に乗り換え、各駅停車で十数分。
「弘明寺駅」から歩いて1,2分にあり、アクセスしやすいです。
六地蔵様、身代わり地蔵様に出迎えていただき、
階段を上ると目の前に本堂、左手に大師堂がありました。
国指定重要文化財に指定されたご本尊「十一面観世音菩薩様」は、
平安中期の作で、ハルニレの木の一木(いちぼく)造り。
関東に遺る鉈(なた)彫りの典型的な作例として有名です。
(※鉈彫りとは、丸ノミの彫り痕(あと)を像表面に残した特殊な彫り口の作品のこと。)
※画像は公式HPより

納経所の方に許可をいただき、ご本尊様を間近に拝むことができました。
HPはこちら→http://www.gumyoji.jp/

~御詠歌~
ありがたや ちかひの海を かたむけて そそぐめぐみに さむるほのみや


首都圏内にありながら、閑静な佇まいで落ち着く寺院。
是非、皆様も足を運んではいかがでしょうか?

2012年1月15日

太龍寺修復工事中

四国八十八ヵ所霊場
第21番札所の太龍寺さんから
年賀ハガキが届いた。

現在の修復状況だろう写真付き・・・

冬場の工事は難しいだろうから、しばらくかかりそうですね。

僅かしか喜捨していないしのに・・・

遠いと状況が解らないので感謝。


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