遍路三宝会の所蔵品紹介。
年月が経過しているので、保存状態が良いわけではないですが、貴重な遍路の資料です。
善通寺誕生院の明治~大正時代代参(代理参拝)
善通寺誕生院 第52代法主
当時、四国八十八ケ所霊場会長
お大師様生家の子孫にあたる。
(明治初年に、善通寺と誕生院が合併、現在に至る)
佐伯宥粲僧正の功績
大正14年10月7日四国直傳弘法大師尾張八十八ヶ所霊場
『知多半島四国直伝弘法大師八十八ケ所』(通称:直伝弘法さん)を開祖される。
※知多四国八十八ヶ所霊場とは異なります。
~表紙画像より順に画像にて紹介~
四国八十八ヵ所巡拝路図
産湯井と、産湯にて体を洗う
誕生時の大師(真魚)の絵
修行弘法大師御影
現在、よく見かける修行大師の絵(御影)は、
下の画像の様に書かれているのが多いが・・・
遍路用品店「門前一番街」さんにて販売されている納経帳です。
佐伯宥粲僧正(中央)と共に出発する代参巡拝団
よく見ると、皆さんの菅笠には
迷故三界城
悟故十方空
本来無東西
何処有南北
悟故十方空
本来無東西
何処有南北
訳:
迷うが故に三界は城なり、
悟るが故に十方は空なり、
本来東西無く、
いずくんぞ南北あらん
悟るが故に十方は空なり、
本来東西無く、
いずくんぞ南北あらん
など書かれていない・・・
そもそもこの四句の偈文は、在家信者の葬送の時、僧が棺の天蓋や骨壺に記す四句で、
真言宗や禅宗の教えの中に出てきます。
天蓋は仏像の上方にかざしたり、葬送の棺に差し掛ける笠を言います。
かつて遍路道中に亡くなられたお遍路さんの
金剛杖を墓標、菅笠を天蓋として葬られたといえます。
真言宗や禅宗の教えの中に出てきます。
天蓋は仏像の上方にかざしたり、葬送の棺に差し掛ける笠を言います。
かつて遍路道中に亡くなられたお遍路さんの
金剛杖を墓標、菅笠を天蓋として葬られたといえます。
四国代参序(四国代参のわけ)
代参規定
志納者各位に対する待遇法
申込み記入部分
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